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ひと肌の温かさ by げこ

作:げこ HP:読蛙
分量:18枚  使用お題:蝉時雨を聞く、日焼け止めの匂い、親戚の家


 8月5日、世間では夏休み真っ只中。
 空調が効いた部屋の、ベッドの上で長座をした状態で読書に耽る。自分の部屋じゃないというのに1週間近くも過ごしていれば慣れてしまうものだと思う。
 オフホワイトの壁紙に囲まれた部屋には真っ白なシーツの張られたベッドに木製の家具、ベッドの高さに合わせられるテーブルと小型のテレビ、あとは申し訳程度の内容量の冷蔵庫だけが置かれている。ここは病院の1室だ。
 ——僕はつい先日、喉の手術をした。
 夏を目の前にして風邪をひいてしまった僕はかかりつけの地元の耳鼻咽喉科に行ったのだけど、なんでも良性か悪性かわからない腫瘍ができているとのことで、時間があるなら切ってしまおうとお医者さんと母親との間で話が進んでしまった。
 手術自体は麻酔の効いている間に終わってしまったので、経過中に関しての苦痛は皆無だったけれど、術後数時間は傷口から滲み出る血液が多すぎて溺れそうになったこともあった。
 術後5日目となった今では出血もなくなり、食事もしっかり取ることができている。数日間お粥ばかりだったのは辛かったのだけど。
 とは言え退院までは極力安静にしなければいけないので、快適な部屋での平和な読書ライフを過ごしている。普段なら悩まされる屋外からの蝉時雨を聞くこともないし、毎年恒例の親戚の家に行くという家庭行事に参加する必要がないことも喜ぶとしよう。特に今読んでいる本はなかなか面白い。やる気のない成人男性と、勘違いハードボイルドな高校時代の後輩が探偵活動をし、その推理の内容が交差していく様子が巧みなのだ。
「ゆー君、こんにちはー」
 なんて考えていると、扉の方から聞き馴染のある声が聞こえた。この声は看護師さんではない。
「かお姉、来れたんだね。大丈夫?」
 僕の予想通り、声の主はお見舞いの客人だった。扉から姿を見せたかお姉を労う。
「大丈夫だよー。ちょっと暑かったけど……」
 片手に下げた日傘を僕に見せる。きっと外は暑かったのだろうによく来てくれたものだ。うっすらと汗もかいている。
 ——かお姉は隣の家に住んでいる幼馴染みのお姉さんだ。小学生の頃からの付き合いだけど、かお姉が大学生になった今でも仲良くしている。その大きな理由は、かお姉がお父さんから譲り受けた大量の蔵書に僕が惹かれたこと。その蔵書により豊かな知識を持つかお姉に憧れていること。そして、大量の蔵書にばかり目を向けた僕たち2人が極度の人見知りで友達ができないということで。
 両親の仲が良く家族ぐるみのお付き合いをしているんだけど、かお姉が話すことの出来る数少ない人物として僕はかお姉の家族から重宝されているという気もする。

 腕に下げていた鞄をテーブルに乗せている姿を眺める。こちらも馴染のある白いブラウスに黒いスカートというわかりやすくかつきれい目な服装から伸びた細く白磁のように白い四肢を見て、僕がいない間は外出なんてもちろんしていないんだろうなと思わされる。
「かお姉、日焼け止め塗ってるよね」
「塗ってるよー。どうして?」
「いや、かお姉の綺麗な肌が日焼けしたら嫌だなーって」
 病院の中にいると匂いのあるものに鼻が敏感になってしまうのだなんて事実は言えず、妙なことを言ってしまった。それを聞いたかお姉は何とも言えない顔をしている。
「そういえば、こんなの持ってきたんだけど食べられるかな?」
 そう言いながら、かお姉が手荷物の中から紙箱を出した。箱の表面には“Chateraise”と書かれている。ということは
「ケーキ?」
「そう。ムースとかだったら、喉通りも痛くないかなって」
 紙箱の中から、直方体の容器に入ったケーキが2つ出てくる。クリーム色のムースの上に、果実が入ったゼリーが詰まっている。これは美味しそうだ。
「ピーチメルバって言うんだよ。一緒に食べよ?」
 両手にプラスティックのスプーンを2つ持つかお姉に頷いて意思表示をする。
「じゃあ僕も……」
「お返しなんて良いよー。お見舞いなんだから」
 僕の言葉を断つかお姉の前に、1つのブローチを差し出す。
「これ、3日前に来たお見舞いに来た人の忘れ物なんだけど、その人の居場所を当てて欲しいんだ」
 僕の言葉を聞いて、かお姉の眼鏡の奥で切れ長の瞳が光ったような気がした。
 僕がかお姉に懐いているもう1つの理由。それは、僕が体験した不思議な出来事の謎解きをかお姉がしてくれるからだ。

     ○  ○  ○

 その日も僕はベッドで読書に耽っていた。あまりに集中していたので、いつ“それ”が現れたのか気付いていなかった。
「ねえ」
 転がり始めた話の流れに没頭していたんだと思う。いつの間にか彼女は僕の部屋にいた。
「ねえ、聞こえてる?」
 看護師さんが来たのかな、と文庫本から目線を外して声の方を見やると知らない女の子がいた。背中まで伸びた長い黒髪に白い肌。歳は少し下……13歳くらいだろうか。少し大きな目が特徴的に見えた。
「田渕君もここに入院してたんだね。あ、静かにしてね。私内緒でここにいるから」
 唇を開こうとした瞬間、女の子が唇に指を立てながら言った。怒られるのがわかってるなら勝手なことをしなければ良いのに。なんて思ったけれど、口を開かなくて良いというのならそれもそれで良いと思った。人見知りな僕が初対面の相手と正しく対話ができるかどうかわからないし、その時はまだ喉も痛かったし。
「田渕君、何読んでるの?」
 静かにしろと言った直後に話をさせようとするのか。なんて思っている間に文庫本を奪われてしまった。腕と共に長い髪もふわりと動く。少し、石鹸の匂いがした。
「推理小説、好きなの?」
 肯定の意味で頷くと、ふーんと鼻をならした。僕としては読書の邪魔もされたくないから、もはや早く出て行ってほしいという気持ちにもなっていた。
「あのさ、田渕君。教室でも静かで誰にも興味なさそうだけど今くらい話してくれても良いんじゃない?」
 けれどもこの女の子は出て行ってくれない。しかも僕のことを知っているような口ぶりで話を続けている。
「えっと……ごめん。誰?」
 術後経過で声が出づらくなっている状態で問いかける。
 瞬間、女の子の表情が歪んだ。
「信じらんない! クラスメートの顔も覚えてないわけ?」
 唐突に叫び声を上げられたので、びっくりした。そうか、クラスメートだったのか……。
「ごめん……僕、人見知りで。顔も覚えるの、苦手で」
 弁明をする。僕をクラスメートだと認識しているのならば、僕が積極的に話しかけていることが少ないのは知っているとも思いたい。
「あー……まあ、そうだね。田渕君は気付かないもんね」
 弁明の甲斐あってか、わかってくれたらしい。
「じゃあ罰として、これを私の所に返しに来て」
 けれど、何だかよくわからない要求をされた。おもむろに、ワンピースの胸に付いていた親指大のブローチを外して僕の目の前にあるテーブルに置いた。
「え?」
「推理小説好きなんでしょ? 推理してよ」
 いや、今返せば良いじゃないか。どうしてそんな手間のかかることを……。
「……クラスメートに興味を持つことも大事だから」
 そう呟いた彼女の表情は、すごく深刻な様子に見えた。その時
「こっちの方から女の子の叫び声が聞こえたって言われたんだけど。ってかなめちゃん?! どうしてこんな所にいるの。お母さんが探してたわよ?」
 さきほどの、かなめと呼ばれた女の子の叫び声で看護師さんが現れた。
「あーあ、見つかっちゃった。じゃあね。絶対返してね」
 見つかってしまったことで観念したような表情をして女の子は僕の部屋から出て行った。

     ○  ○  ○

「という具合に置いて行かれたブローチなんだよ」
 先にピーチメルバを食べているかお姉に説明を聞かせた。どうやら僕の説明が長かったらしく、待ちきれなかったようだ。
「ふーん……」
 いざ話をしてみると、興味が薄い様子に見えて不安になる。いつもならば話を聞いてすぐに確信を突くような質問があるのだけど……。
「他には?」
「え?」
「ゆー君が1人で調べたこと。クラスのこととか」
「ああ、なるほど」
 もちろん、その辺りに僕も抜かりは無いので捕捉をする。
 かなめという女の子は事実、僕のクラスメートで本名は早霧かなめというらしい。聞いたところによると僕と同じく教室では静かな方で、諸事情により7月頭から登校していないそうだ。
「へー……。ゆー君って気軽にそういう相談できる友達、いるんだね」
 僕の捕捉を聞いてまた、かお姉の様子が変わったように思う。もしかして、かお姉は僕の学校生活が順調そうなことで不安になっているのではないだろうか。僕がかお姉を見捨てて、自分だけが幸せになろうとしているのではないか、と。
「ちなみに、僕が相談したのは“クラスの男は全員俺のダチだ”なんて言って強引にアドレス交換をしてきた男の子で、休んだ時の授業確認くらいしか連絡は取らないんだけどね」
 その言葉を機にかお姉の膨れていた頬が元に戻った気がする。直前に口に含んでいたムース部分を嚥下したからかも知れないけれど。多分後者。
「他に、ゆー君がわかってることあるよね」
 その後、発せられた言葉に舌を巻いてしまう。かお姉は、どこまでわかっているんだろう。いや、多分もう全部わかっているんじゃないだろうか。僕が9割、推測できていることも。
「……じゃあ、ゆー君の喉が痛いかも知れないから、説明していい?」
 左手で空き容器をテーブルに置きながら言ったかお姉に頷いて返す。空き容器の隣にもう1つ中身の入っているものがある。僕も食べたいな。
「結論から言うと、そのかなめちゃんはこの病院にいる。もちろん、入院患者として。だよね?」
 かお姉の言葉に対して首を縦に振る。きっと、この後はかお姉が全部推理してくれる。
「私相手にだとしてもゆー君が“綺麗な肌が日焼けしたら嫌だ”なんて、口説き文句は言わないと思うから、日焼け止めの匂いがキーポイントなんだろうなって」
 気付かれていた。やはりかお姉に下手なことは言わない方が良さそうだ。
「かなめちゃんは私と同じか、それくらい肌が白かったんだよね。なのに日焼け止めの匂いはしなかった。しかも7月なんて期末テストの時期に学校を休んで、その上で3日前に病院にいるのなら、この結論にしかならないよね」
「やっぱり、そうなるよね」
 僕の結論とかお姉の言葉と合致したことに安心をして、テーブルの上に置かれたままになっているピーチメルバの容器に手を伸ばす。しかし、僕の右手は虚空を掴んだ。
「へ?」
 間抜けな声を出してしまってから、容器のあった所を見直せばそこには何もない。少し目線を上げると、かお姉の左手の白く細い指に保持されていた。
「嘘つきゆー君にあげるお見舞いはありません」
 いつになく語調が強く感じる。……もしかして怒ってる?
「かなめちゃんがどこにいるか、本当は全部わかっていたんでしょう?」
 幼馴染みの贔屓を無しにしても、いわゆる“文学美少女”と呼んでも過言ではないかお姉に真っ直ぐに見つめられると照れてしまう。かお姉は僕よりも人見知りレベルが高いと思ってしまいがちで、慣れている相手にはどんな対応もできることを忘れてしまう。
「うん、そうだね。確信はなかったけど」
 本音を言えば、全てをかお姉に言ってもらえば僕の推測が合っているのかどうかがわかる気がしたのだ。不思議な出来事をかお姉に推理をしてもらうことばかりをしていた僕には、間違っているかもしれない推測を話すことが怖い。
「病院の中にいるのはわかったんだ。でも、病室はわからなくて」
「聞かせてみて? 嘘つきゆー君の推理が私の考えと合っているのか、確かめてあげる」
「わかった」
 かお姉に促されて考えを言葉にする。
 ——かお姉の推理のとおり、僕は早霧さんが僕の部屋に来た日の内に、病院に彼女がいることまで推測していた。そこから病室を探してみたことはしてみた。
「でも、病室の入り口にある名前札を見て回っても名前がなかったんだ」
「かなめちゃんの名前はなかったのね。じゃあ、名前のない部屋は?」
 名前のない部屋?
「病院ってね、プライバシーの観点から名前札を出さないことも選べるの」
 ……そういえば、入院の時の書類にそんなことが書いてあった気がする。
「と、いうことは?」
「人がいるはずなのに、ずっと名前の出てない部屋にいると思うけど……」
 なるほど。要確認だ。
「ゆー君、会いに行けるの?」
「……あー。無理、かも」
 そう。僕にあるのは知的好奇心だけで、人に接する勇気は持ち合わせていない。
「そう……。でも多分、会いに行ってあげた方が良いんじゃないかな。ゆー君のクラスの番長君が言うように、おとなしい子なら2学期から不安だと思うし」
 それに、ゆー君に友達が出来るかも。
 付け加えるように出た言葉に、思わずかお姉の表情を見る。何とも言えない、悲しげな顔をしていた。
「私もゆー君と同じクラスが良かったなぁ」
 そうまで言われたあとで、かお姉の左手を両手で握りしめた。
「大丈夫。僕はずっとかお姉と一緒だから」
 突然のことにびっくりしているかお姉をよそに、僕は縋るように呟いた。今の僕があるのは、間違いなくかお姉のおかげなんだから。

 少しの沈黙が続いた後、かお姉が僕の頭を撫でた。
「ありがとう。これからも2人で頑張ろうね」
 とりあえずこれ、食べて病室を探そうね。
 そう言いながら僕の手を解き、テーブルにピーチメルバを戻した。
「ほら、スプーン」
「ありがとう」
 かお姉から渡されたスプーンで容器から1すくいして口に運ぶ。
「……甘くて、生温かい」
 どうやら、かお姉の手の中で温まってしまったらしい。
「嘘!? ごめん! 保冷剤保冷剤っ」
 僕の言葉に慌てふためいているかお姉を見つめて思う。
 このピーチメルバのように甘くて温かいかお姉との日常が、いつまでも続けば良いのに、と。


           【了】

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  ※コメント本文ネタバレ可。
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拝読いたしました。

最後の一文の気持ちも、分からないではありませんが……
読み手と致しましては、この後の展開の方が、気に掛かります。はい!

拝読しました。

この話を読んで、病院で名前を伏せることが出来るというのも初めてしりました。
そしてタイトルにはどんな意味が込められているんだろう? と思って読み始めたら……なるほど、そういうことか、と。
それにしても、大人のきれいなお姉さんが拗ねる姿って何だか可愛らしいなぁ。
二人の間はあくまで「幼馴染以上恋人未満」って所でしょうか?
そこへかなめちゃんが加わることでどんな化学反応が起こるかが楽しみですね。
この先の展開がとても気になるお話でした。

拝読いたしました

この後の展開が気になります〜
続き読んでみたいです!

かお姉かわいいですね!

拝読しました

げこさん、こんばんは。
作品読ませて頂きました。

上でみなさん書かれていますが、これからの展開が気になる可愛いお話でした。
ゆー君、人見知りだけど口下手ではありませんね。
クラスメートのかなめちゃんを「歳は少し下……13歳くらい」と見ているので、中学生かな? と思うのに、大学生のかお姉を口説いちゃってますやん、という。

タイトルから、もう少し艶っぽいお話かな? と思ったのですが、よい意味で予想を裏切るジュブナイル(この表現が古いかも)で、自分がすれた大人であることが判明しました。
綺麗で可愛いお姉さんと、末永くお幸せに。

「ひと肌の温かさ」拝読しました。

はじめまして。「ひと肌の温かさ」拝読しました。
すみません、ここからもう「可愛い」しか言わないです(笑)

いや本っ当…かお姉が可愛すぎてもうどうしようという感じなのですが!
ゆー君に友達がいると知った時の反応とか可愛すぎて可愛すぎて、
>「私もゆー君と同じクラスが良かったなぁ」
こんなこと言われたら、私だってかお姉がいればいいよ! かお姉だけだよ! って返事しちゃいます。うん、本当に可愛い。
ゆー君が嘘をついて拗ねるところも可愛いですし、一緒だよって言われた後に取る反応が頭を撫でる、なのもいい。かお姉的にはもう少しお姉さんでありたいのかな、なんて思います。

もうこれはずっとふたりの世界に閉じこもっててもいいんじゃないかなあ。
ずっとふたりきりでいちゃいちゃ安楽椅子探偵する展開が来たらいいなと思いますが、かなめちゃんがどう出るかも気になるところです。
あー本当に可愛かった。ごちそうさまでした。

拝読致しました!

 作者様のオリジナルシリーズ作品なのでしょうか? 何とも微笑ましい、かお姉ホームズ&ゆー君ワトソンによる、安楽椅子探偵日常ミステリで、美味しい要素が山盛りですね!
 推理より何より、かお姉の言動や二人のやり取りが可愛すぎて、謎そっちのけでニヤニヤしてしまいました(笑)
 温かくも甘いピーチメルバと二人の関係、大変御馳走様ですv

読ませていただきました

紅月赤哉です。楽しく拝読させていただきました!

この話を読んで最初に想ったのはケーキのあたりの描写でした。そこまで濃く、というわけではないですが、僕が書くときっともっとあっさりになるのかなと。作者さんの個性みたいなものが出ていた気がして楽しかったです。

話の流れはもうお姉さんとゆー君のやりとりが微笑ましくて。
他の方もおっしゃってましたがこの後の展開が気にかかります!

素敵なお話ありがとうございました!

拝読いたしました。

病院モノ?と思っていたら推理モノ、と思ったら恋愛甘々モノでしたか。
お土産のムースのごとく生温い雰囲気のうちに、惚気話を聞かされた気分でした。

拝読しました。

ずっと主人公視点で進む作品なので、断言はできないのですが。
この作品中の描写が、主人公の誤解・曲解ではなく、正しいとすると。
かお姉という女子大生は、主人公男子中学生(?)のことがかなり好きなんですよね。
年下男子だっていいじゃない、はっきり伝えないと同級生にとられちゃうよー、
などと。ちょっと余計なことを考えました。
かお姉も、ゆー君もいい子たちみたいですし、ね。

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